兵庫|「これがいい。これが悪い。とジャッジする場ではありません」パパママの話を聞かせてください

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パパママ応援団byベビーシッターがお送りする、「日本全国シッター図鑑」1人目は兵庫県西宮市で、キッズシッターとして個人で活動しているブッチーこと貝淵大祐さんです。

貝淵大祐(ブッチー)/兵庫県西宮市在住/サポート対象年齢 5才〜高校生/サポート対象地域 大阪、兵庫/オンラインサポートは全国可能

人間学部人間心理学科思春期心理学専攻卒業。2018年1月キッズラインでベビーシッター登録。小学生を中心にサポート経験を重ねる。2020年6月キッズラインの男性シッター活動停止措置に伴い、個人での活動をスタート。個人の活動には、定期依頼の家庭全世帯が契約を継続。2021年1月パパママ応援団としてクラブハウスでの毎日配信をスタート。2021年6月も記録更新中。ベビーシッターを増やしていきたいと、後輩の育成にも尽力中。好きなもの鉄道、ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、野球。夢は鉄オタシッター。

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目次

プロローグ

ブッチーとの出会いは、2年前とある保育士起業家のセミナー。まだベビーシッターが少ない時、さらに男性シッターということで印象に残っていました。

それからベビーシッターマッチングサイトのキッズラインが大阪で講座を開いた時に「ベビーシッター同士で横のつながりをもとう」と関西キッズラインベビーシッターのグループラインを立ち上げたのがブッチー。

グループラインでは、シッターの悩みに答えたり、情報を共有してくれたりと世話好きな一面がみられます。ベビーシッター同士で集まろうと日時まで決めていた時に、緊急事態宣言が発出され延期に。これを実現させるのが、目下の目標だと語っていました。

「ベビーシッターで社会にイノベーションを起こしたい」と熱い気持ちを語り、ベビーシッターとパパママが出会う場になればとの思いで毎日クラブハウスでルーム開催する。

彼がルームを開催できない日は、シッター仲間がつなぎながら達成した100回(2021年7月末現在記録更新中)にはたくさんのパパママとの出会いがありました。

熱い気持ちを持ち続ける、ブッチーがベビーシッターを続ける理由を深掘りしていきます。

この記事はスタンドエフエム「塩サポでもよろしいですか?」2021年6月20日配信の1人語りを元にすぎちゃんが編集執筆しています

保育士の資格も幼稚園免許ももっていません

ブッチーがクラブハウスで、自己紹介をする時にいつも言うセリフ。「保育士も幼稚園教諭の資格も持っていません」初めて聞く人は「なぜベビーシッターができるのか?」と疑問を持つかもしれない。一般的にベビーシッターのイメージは幼稚園入園前のお子さんを家でみる。ミルクをあげたり、着替えをしたりというものではないだろうか。

ブッチーのサポート対象年齢は5才から。ミルクをあげるというサポートは、今までしたことがない。そんな彼がベビーシッターという仕事を知ったのは、キッズライン社長経沢香穂子さんを知ってから。彼女の話の中でベビーシッターは、小さな子どもだけではなく、小学生の家庭教師、送迎、遊び相手もできると知った。

「小学生の相手なら自分もできるかもしれない」と思ったのがきっかけ。というのも大学生の頃から、兵庫県教育委員会が主催の小学5年生が体験する、自然学校のリーダーをしていた経験があったからだ。

当時大阪でもキッズラインの登録説明会はあったものの、わざわざ日帰りで東京まで行った。「自分の目で会社をみておきたい」との思いがあったからだという。周りがなんと言おうと、自分の目で確認したことを信じるタイプ。行動的な一面が伺えるエピソードでもある。

登録会で話を聞き、「できるかもしれない」から「やってみよう」に変わるのは早かった。登録会に行ってから2ヶ月後にはベビーシッターデビューをした。ベビーシッターに可能性を感じ、「とりあえずやってみよう」から始まったベビーシッターが今年で丸3年になるという。

大学院に合格するもフリーターへ

現在33才になるブッチー。30才からベビーシッターをはじめたというがその前は何をしていたのだろうか。

大学では心理学を専攻していたという。将来は、ぼんやりと臨床心理士になりたいと考えていた。心理しになるため大学院の試験勉強もしながら、教員免許もとりたいと考えていた。教育課程の教育実習もあり忙しい毎日。そんな中以前から興味のあった、兵庫県が主催する小学5年生の自然学校のリーダーの話が舞い込んできた。

子どもを相手にする仕事は、自分にできるのかと不安はあった。しかし自然学校で小学生に関わるうちに、「小学生の相手ならできそうだ」と感じた。心理より教育の道に進もうかと考え教育系の大学院には合格したものの、教育を大学院で学ぶのは違うなと感じフリーターの道へ。

大学を卒業してからは、自身が卒業した小学校の特別支援学級の学校協力員と自然学校のリーダーをしながら5年間過ごした。周りから「教師にならないのか」とすすめられたが、実際に学校現場に入ってみて、ここでは自分のやりたいことができそうにないと感じていた。

小学校は退職しようと転職活動をしていた時に、人生の転機になるような出来事が起こった。

一緒に卒業しようねって言ったのに

5年間の小学校での学校協力員生活の中で、ずっと関わっていた生徒がいた。担任は2年ごとに変わったけれど、ブッチーは5年間という長い時間を共に過ごした。出会った頃は、意思疎通が難しかった生徒。けれど6年生になる頃には、一緒に勉強できるまでに成長した。

ー 5年間成長をそばで見続ける。教育保育の現場にいたものなら、この時間の長さ関わりの濃さがわかるのではないだろうか?

教育、保育の現場は2月、3月は卒業に向けて慌しくなる。そんな2月のある日曜日、担任からの電話があった。5年間ともに過ごした生徒が「急に亡くなった」と知らされた。

ーこの話は、ブッチー自身初めて人にする話だと語ってくれた。当時のことを思い出し、言葉を選びながらなるべく冷静に気持ちを吐露する様子を感じた。冷静になろうとする様子が、まだ気持ちの整理がつかない部分もあることを想像させた。

金曜日まで一緒に過ごしていた生徒が、次会った時には目が開いていない。話しかけても答えてくれない。5年間ともに過ごした生徒であればことさらに「もっと自分にできたことはあったんじゃないか」と後悔や自責の念にかられたと心情を語った。

転職活動はしていたものの、「何も手につかなくなり1ヶ月家でぼーっとしていた」という彼の言葉からも計り知れないショックの大きさを感じとれた。

「教育✖️心理」でできること模索中

その後「何もしないのはさすがにマズイ」と感じて友人のとんかつ屋でアルバイトを始めたという。当時、アルバイトで稼いだお金を教育の学びへと投資した。大学で学んだのは思春期心理学。この学びから不登校、サドベリースクールの見学などにも出かけた。大学で学んだ心理学と小学校の現場で学んだ教育「教育✖️心理」で何かできないかなと思いが芽生えたのはこの頃。

そして、ベビーシッターという仕事の中で「教育✖️心理」ができるのではないかと思い、現在の活動へとつながっていった。既存の枠組みに入るのではなく、自分が経験し学んだことから何かできないかと探求し続ける姿は、ベビーシッターの仲間から共感を得ると共に、サポートする家庭のパパママから絶大な信頼を得ている。

子どもに伝えたいことは「人生は自分しだい」

自然学校やベビーシッターで子どもと関わる時にいつも言っているのは、「人生は自分しだい」あれもできないこれもできないと言うのではなく「じゃあやってみようよ」と言えるような状態でありたいと話していた。

「自分はできているのか?」と言われると大人になるとなかなかできていないところがあると、正直に話していたのが印象的飾らない、誠実な人柄が伺える。

クラブハウスで話している時も、決しておごらず人から学ぼうとする姿勢を感じる。ともすれば、教育や保育を学び「先生」と呼ばれた人間は「自分は偉い」と勘違いしてしまう人を何人も見てきた。

自分が知らないことは知らないと言い、知らないことは学び吸収しようとする、「自分は保育の経験も子育て経験もないから」と、パパママの話を真摯に聞く姿勢からサポート先のパパママからの信頼の深さを感じとれる。

おすすめの絵本

小学生のサポートが多いブッチーにオススメ絵本を聞いてみた。

「3匹のかわいいオオカミ」出版社:冨山房 作:ユージーン・トリビザス  訳:こだまともこ

商品リンク

誰もが知っている「3匹のこぶた」の逆バージョンのお話。オオカミがぶたに自分たちが作った家を順番に壊される話。
ただ家の壊し方が、少しショッキングで絵本でその壊し方する?って感じで小学生くらいの子にすれば、こんな壊し方するの?と衝撃があって面白いんじゃないかと思いますとのことでした。

ブッチーのサポートはこんなお子さんにオススメ

  • 大阪、兵庫に在住の小学生男子
  • 鉄道、ウルトラマン、仮面ライダー、野球好きの男子
  • 不登校気味、発達障害のある小学生、中学生、高校生(オンラインで全国可能)
  • 男の子の育て方に悩むママ(女子のサポートは基本的にしていません)

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エピローグ

「日本全国シッター図鑑」の企画を私が思いついた時。「1人目はブッチー君しかいない!」とこの企画を持ちかけました。音声SNSのクラブハウスは、一期一会の出会いがありそれはそれで素敵なことです。けれど文字に残すことで、1人でも多くのパパママにベビーシッターの存在を知ってもらえるのではないかと考えます。

私が企画を話すと「やりましょう」と即答してくれたブッチーくん。ベビーシッターがインタビューし、ベビーシッターがライティングしていくこの企画。目指すは100人のベビーシッター図鑑。子育てに悩む家庭のパートナーとして、ベビーシッターという選択肢が増えることを願っています。

「近所にこんなベビーシッターがいるんだ」とパパママに知ってもらい、ベビーシッターを利用する家庭が増えればこんなに嬉しいことはありません。

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すぎちゃん

最後まで読んでいただきありがとうございました

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