みかこさん/サポート対象地域・静岡県西部地/サポート対象年齢・0ヶ月〜15歳/保有資格・保育士/認可外保育施設設置届出済/サポート回数600回以上(2022年8月現在)
保育士っぽく振る舞うのが苦手
今日はよろしくお願いします。
早速ですが、ベビーシッターになる前は何をしてましたか??
短期大学で保育士資格を取得、認可保育園5年、認可外保育施設3年の勤務経験があります。美容サロンで13年働いていました。保育士には中学生の頃からなりたいと思っていましたね。
短大卒業後フリーターをしていた時期があるのですね。何か理由がありますか?
はい。幼稚園実習の前に足を怪我してしまい、実習に行けなかったこともあり…私の中で卒業後すぐに保育園に就職する覚悟がつきませんでした。
短大卒業後はパソコン教室に通ったり、アルバイトをしたり。1年自由に過ごしたら、保育士になる覚悟ができ、保育園に勤務するようになりました。
そうだったんですね。保育園に勤務後、全然ジャンルのちがう仕事についておられますが何か理由がありますか?
結婚し子どもができ、自分の子どもと過ごす時間を多くとりたいと思うようになりました。保育園で働くと我が子の学校行事で休みをとるのは難しいです。
けれど美容サロンは、我が子優先の働き方ができました。
さらに保育園に勤務してみて、私は保育士に向いてないかもと思ったからです。
確かに保育園は、休みが取りにくいと聞いています。保育園に向いてないと思った理由はなんでしょう?
私は一般的な保育士さんっぽくするのが苦手なんです。例えばテンション高く話すような、「いつも元気です!」
みたいな保育士さんのイメージ。わかりますかね?
なんとなくイメージはできます。
一般的な保育士さんのイメージに、自分をよせることに違和感がありました。
さらに自分の保育が他の保育士さんに見られていると思うと、思うように動けないというか…
集団保育が苦手なんです。
子育ても落ち着き、保育士資格を生かして仕事をしたい!
保育士は自分に向いてないかも?と思い、13年間別の仕事を経験されたのですね。
そこからベビーシッターになったきっかけをお聞かせください。
13年間サロンで働き、子どもも大きくなり第二の人生を考えたとき私にできるのは、やっぱり保育士しかないと思えました。
ちょうどコロナ禍になり、社会全体が先の見えない中「私は自分の本当にやりたい仕事をしたい」と保育士に復帰する決意をしたのです。
そんな経緯があったんですね。
はい。ハローワークに行くとたくさん保育園の求人はありました。けれど保育園に勤務するのは、どうしても踏ん切りがつかず…
保育園で働く以外に「保育士資格を活かせる仕事」はあるだろうかと探したところ、ベビーシッターをみつけたのです。
保育士資格を活かしたい、けれど保育園勤務には抵抗があると葛藤されていたんですね。
ベビーシッターをする前は、どんなイメージがありましたか?
ベビーシッターは基本的にひとりのお子さんが相手なので、私に向いているなと思いました。
確かにベビーシッターは個別保育ですから、集団保育が苦手な方にはぴったりですね。
向いていなかったらやめようと思いベビーシッターの道へ
13年間保育現場から離れていたのですが、個別保育とはいえ保育に戻るうえで迷いはなかったですか?
迷いはなかったですね。サロンでは、ママたちの愚痴や悩みを聞く機会も多く日常的にママと接していたので、不安はなかったです。
ベビーシッターはママとのコミュニケーションがとても大事なので、サロンの経験はすごく生かされていると思います。
またベビーシッターを始める前にまわりに相談しても「やってみな」と言われたのも大きかったですね。向いていなかったら、やめればいいかと思いはじめてみました。
新しいことを始めるのにまわりが応援してくれたというのは、大きいですね。
ベビーシッターのエピソード
ベビーシッターのサポート回数は600回以上あるのですね。何かエピソードがあればお聞かせください。
私はママから受けた言葉に感動します。「こんなことを話せて安心した」と言われるのは嬉しい瞬間です。あとは「子どもが会いたいと言っているからきてほしい」と言われるのも嬉しいですね。
ママたちに寄り添いたいと思いベビーシッターになった、みかこさんらしいエピソードですね。
そうですね。大前提としてベビーシッターは、子どもが好きと思う気持ちとそれと同じくらい、ママの気持ちにどこまで寄り添えるかも大事ではないかと考えています。
選ばれるベビーシッターを目指して
ベビーシッターをするうえで、大切にしていることサポートするときのポリシーはありますか?
多くのベビーシッターの中から選ばれ「みかこさんにきてほしい」と思われるには、どうしたらいいか、ママに満足してもらうためにはどうしたらいいかを常に考えています。
大事なことですね。他に心がけていることはありますか?
2回目のリピートをもらって、1回目のサポートが成功したと考えるタイプです。リピートがこなかったら、1回目は失敗くらいの気持ちで覚悟を持って毎回サポートをしています。
もちろん単発のサポートもあるため、一概には言えませんが…
2回目のリピートがこなかったら理由を考え、次に生かすようにしていますね。
自分に厳しいですね。リピート率は高い方ではないですか?
そうですね。ありがたいことに、リピート率は80%を超えてると思います。
素晴らしいですね!1回目のサポートをみて判断してほしいという考えは、自分のサポートに自信があるからこその言葉だと思います。
オンリーワンベビーシッターになるのが夢
今後、こんなベビーシッターになりたいという理想や夢はありますか?
「私がいい」と選んでもらえるオンリーワンのベビーシッターになりたいです。
私が自分の生まれ育った静岡県で、「この人なら頼んでみたい」と思われるベビーシッターになるのが夢ですね。
リピート率の高さから、すでになっているように思います。今後はどんな風に考えていますか?
ベビーシッターは本当に楽しい仕事で、天職だと思っています。利用していただいている家庭には感謝しかありません。
今40代なのですが、体力が続く限りベビーシッターを続けていきたいです。
静岡にはコワーキングスペースがないので、ママたちが仕事するそばにベビーシッターがいる空間を作るもいいなぁと思い描いています。
今年の夏から自宅の一部を託児室にし、一時保育の場にしました。ベビーマッサージやおんぶの講座などレンタルスペースとしても使用し、ゆくゆくは管理人みたいな感じになりたいなと考えています。
素敵な夢ですね。今後ますますの活躍を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
パパママへメッセージ
子育て中「頼るところがない」と言うパパママへ。そんなときはベビーシッターだけでなく、ベビーマッサージの講師やおんぶの先生などどんな場や人でもいいから頼ってみてほしいです。
自分の気持ちを話すのはこわいかもしれない、ママだからこんな風に思ってるなんて知られたくないかもしれない。けれど声に出してほしいと思います。「完璧じゃなくていい」と自分に言ってくださいね。
みかこさんのSNS・お問い合わせは下記になります。
Instagram
https://www.instagram.com/mamamoko.sitter
公式LINE
https://lin.ee/FpaI0E5
HP
https://peraichi.com/landing_pages/view/mamamoko/
保育現場を離れているときも、ママたちの話を聞き寄り添いつづけたみかこさん。その経験はベビーシッターに存分に生かされていますね。
静岡のベビーシッター文化を牽引する存在として、これからの活動にも目が離せません。