名古屋|ベビーシッター|自分の心に嘘をつかず、楽しめることへ突き進む

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パパママ応援団byベビーシッターがお送りする、
「日本全国ベビーシッター図鑑」4人目は愛知県でベビーシッター・療育サポーター・家事代行(料理・掃除・整理収納)として活動しているはるちゃんです。

はるちゃん/愛知県在住/サポート対象年齢1才〜15才/障がい児サポート可/サポート対象地域・愛知県・三重県/  家事代行(料理、掃除、整理収納)可/保育士資格所持/幼稚園教諭免許/食生活アドバイザー/整理収納教育士/   内閣府補助対象ベビーシッター

桜花学園大学保育学部卒業後、三重県の公立保育園で5年勤務。3歳児、4歳児クラス担任経験。療育センターにて、障がい児保育を経験。公務員を退職後、営業職へ転身。緊急事態宣言発出時に、家庭にいる子どもたちが心配になり「私でお役に立てることはないか」と考え本業のスキマ時間にベビーシッターを始める。2021年9月現在サポート回数590回を超える。水泳、療育と今までの経験を生かしたサポートが好評
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この記事は、2021年8月。音声SNSでブッチーがインタビューしたものをすぎちゃんが編集・執筆しています。

目次

プロローグ

Twitterに「今からサポート行ってきます」「今日は4件行ってきます」とつぶやくはるちゃん。時間をみてみると7時前の投稿。自身の仕事の前に、保育園への送迎サポートをしてから本業に向かう。働くお母さんにとって、貴重な存在の送迎シッター。

ある時は、市民プールで待ち合わせお子さんに水泳指導。またある時は、家事代行と多彩なサポートをこなす。その根底にあるのは「忙しいお母さんのお役に立ちたい」という、どこまでも目の前の人によりそいたいという気持ちがあるからだろう。

体力のいるサポートのみならず、勉強熱心でもある。それは、ベビーシッターになってから食生活アドバイザー、整理収納教育士の資格を習得したことからも勤勉さがうかがえる。

営業の仕事のかたわら、ベビーシッター、家事代行(料理、掃除、整理収納)とマルチにこなす元気印の彼女。いつも前向きなはるちゃんの元気の秘訣を探ります。

大好きな先生に憧れて保育士の道へ

ー保育士の道を選んだ理由は何かありますか?

私小さい頃、めっちゃめっちゃ泣き虫だったんです。自分が保育園に通っていた頃、「コマが回せない」といっては泣き、担任の先生に優しくされたといっては泣き、とにかくよく泣く子でした。いつも優しい担任の先生が大好きで、先生みたいな寄りそえる先生になりたいと思い、保育士になりました。

ー保育士になろうと決めたのは小さい頃なんですね。

そうですね。基本的には、子どもと関わる仕事をしたいなと考えていました。水泳が得意なので、水泳のコーチもいいなと。けれど、大学時代は現実的に、保育士の資格とって公務員になるのが安定していていいなと思いました。保育実習先が自分が幼い頃通っていた保育園だったので「ここに先生として戻ってきたい」という思いが強かったです。

ずっと同じ給料なのがいやになった

ー強い思いがあって保育士になったのに、保育園をやめてベビーシッターになったきっかけを教えてください。

珍しいと思うのですが、公務員になったある日「ずっと同じ給料なのがいやだな」と思ったんです。根がさぼりたがりなので、「私、いくらでもさぼれるやん」と思ってしまったんです。そこで、働いたら働いたの分のインセンティブのある給料がいいと思い公務員を退職し、営業職につきました。

それから、去年コロナ禍になりニュースで「小学校が休校になりました」などのニュースを見たんです。その時に「あれ。子どもたちはどこで生活するんだ?」と思いました。そこで、家庭にずっと子どもがいることで虐待が心配になり、「なんか私が役に立てることはないかな」と思ったのがきっかけで色々探した時にベビーシッターを知りました。

ベビーシッターは、自分で給料を決められてスキマ時間にできる。コロナと自由な働き方に魅力を感じて、ベビーシッター になりました。

子どもって、ちゃんと前にむかって成長してるんやな

ーベビーシッターの中で一番印象に残っているエピソードはありますか?

私は早朝サポートがメインになります。お家にお伺いし、お子さんが起きてから身支度のサポート、ごはんを食べるサポート、保育園に連れて行き先生に引き渡すというながれです。その中で2才のお子さんが母子分離できずに、ベビーシッターの私とお母さんとお子さんの3人で登園する日が半年ほど続いたというサポートがありました。

本来なら、私とお子さんの2人で登園するサポートであるはず。けれど、私とお子さん2人での登園は嫌がり、お母さんについてきてもらう日々。お母さんに「申し訳ない」と思い、あの手この手を使ったけどうまくいかず。けれど進級して1ヶ月ほどしたある日、私とお子さんとで登園できる日がきて「子どもってちゃんと前にむかって成長してるんやな」と感じました。

私とお子さん2人で登園した日は、お母さんが寂しそうにしていたのが印象的でした。今は「ママいってくるねバイバイ」と自分から言うので急に成長した嬉しさと、寂しさとがあります。

ー半年ほどかけて、はるちゃんと2人で保育園に行けるようになったんですね

そうなんです。1週間に1回の定期サポートなので、その日は良くても、1週間のうちにリセットされてしまいます。なのでお子さんの様子を見て作戦A、B、C、Dと細かくステップをたてました。

お子さんの様子を見ながら、「今日はここまで行けるかな」とお母さんと相談しながら、今日はエレベーターでお母さんとバイバイ。来週は玄関でバイバイなど細かいステップをふんでいきました。

ー話を聞いていて、療育の現場での経験が生かされているんだなと感じました。「私何にもできてない」とおっしゃっていたけれど、ひとつづつステップを踏んでいけたから、今もご依頼が続いているんでしょうね。

「水泳と療育」今までの経験を生かしたサポート

ー得意なサポートはありますか?

1つ目は水泳指導。2つ目は療育サポート(障がい児サポート)ができることです。療育サポートのご依頼の中にはADHA自閉症のお子さんもいるのですが、肢体不自由のお子さんも結構多いです。

特殊な車いすに乗っているお子さまには、理学療法士さんなど専門家のアドバイスをお母さんからききながらサポートしています。

水泳指導は今コロナ禍で幼稚園、小学校で水泳の時間がないところが多いので「教えてほしい」とご依頼がきます。

ー水泳指導はどこでされているのですか?

お子さんが慣れている、市民プールなどに現地集合にしています。親御さんが仕事中やリフレッシュの時に「家ですごすよりはプールで過ごしたほうがいいかな」と健康や「地震などの災害の時に、自分を守れるような体になったほうがいいかな」と考えられてご依頼頂くことが多いです。

ー療育も水泳も今までの経験の積み重ねがサポートに生きていますね。

確かに生まれ育った場所が輪中地域で、川と川に挟まれて堤防がないと暮らせない地域なんです。だから、子どもの頃はみんな水泳してたんです「泳げないとここ沈むからね。って脅されて泳いでたみたいな笑」みんな水泳するのが当たり前の場所で育って、療育は保育園勤務の時にたまたま配属されたからですが、自分にすごくあっていると思います。

目の前の子どもをとにかく楽しませる

ーサポート時に気をつけていることや、サポートポリシーを教えてください。

「目の前の子どもを楽しませる」がサポートポリシーです。自分の人生観も同じなんですけど、自分が「心から楽しい」と思うことをするようにしています。少しでも、もやっとすることやなんか違うなと思うのは除外するようにしました。

「なんで仕事を辞めるのか?」「なんで結婚するのか?」と「なんで?」と自分に問いかけるようにしています。「なんで?」の中に楽しい人生にしたいからと言うのがあります。

ーそういう考え方になったきっかけはありますか?

今まで、安定とか「親にこうしなさい」とレールに敷かれた人生だったんです。だから公務員を選んだし、保育士だったら続けられそうだしと自分の母親にも言われて。

実際に保育園に勤務してみると「楽しくない」というのが芽生えてきました。そんな中うんどう会にむけて、子どもたちと練習してきた遊戯があったんです。ところが、うんどう会前日園長先生が「見栄えが悪いという」理由で前日に演技内容が変えられて…当日は、ぐっちゃぐちゃで終わりました。

園長先生の一言で演技内容が変わった出来事をきっかけに、「うんどう会は誰のためなの?」「子どもたちのためじゃないの?」という疑問がわきました。だから、いろんなことを「なんのためにするんだろう」と考えるクセみたいなものがついたのです。

なんのために行動しているのか?」を考えると同時に「楽しいのか?」「楽しくないのか?楽しくないならどうしたら楽しめるか?」を考えるようになりました。

誰のために私はどう役立てるのかな、とクローズアップして考えるようになってから、人生においても、楽しいと思えることに突き進むようにしようと思えた。そこから周りから「変わったね」と言われるようになりました。

とことん考える療育との出会い

保育園から転勤になり、療育施設に勤務することになりました。そこで、衝撃的な質問に出会ったんです。4月の初めての会議で園長先生が「うんどう会は、なんでするんですか?」と問いかけられさらに「なくてもいいんじゃないでしょうか」と言われ衝撃を受ける。

私は、転勤してすぐなこともあり、「うんどう会ってするものじゃないの?」と思っていて質問の意図すらわからなかったんです。けれど、先輩が「確かに子どもたちにとっては、日々生きることで精一杯。非現実的なうんどう会が入ることで毎日の生活が崩れてしまうかもしれない。今年度の子どもたちにとって、うんどう会の開催は意味があるのか議論する必要があるかもしれないですね」

と言った時に頭にバッコーンときて「これだ!私がやりたいことは!」と感動しました。そこから「なんでこの子にこれをするのか」を重点的に見れるようになってきました。

親御さんのモヤッとする気持ちを解消できるベビーシッターになりたい。

ー今までのお話からも、はるちゃんが今までやってきた集大成が、ベビーシッター に生かされてるなと感じます。これからどんな活動をしていこうと考えていますか

お子さんはもちろんですが、もっと親御さんに寄り添うベビーシッターになりたいです。初めてのサポートはZOOMやLINE電話で、事前面談をしてお伺いするのですが、実際にお会いしてからも2時間くらいお話を聞くことがあります。

親御さんのモヤッとした気持ちが解消できれば、めぐりめぐって、お子さんへの優しさへ変換できるんじゃないかと思います。今はまだ話をきくことしかできていないけれど。

ー具体的に話をきく以外に、こんな風にしたいなと考えていることはありますか。

お母さんの価値観がそれぞれなので難しいのですが、お子さんの障がいを受け入れていないお母さんもおられるんですよね。療育センターに勤務していた時も「なんでうちの子が、ここに通わなくちゃいけないんですか」と言われたこともありました。

だからまず、私とお母さんが仲良くなれるよう徹して話を聞き続け、よりそい続ける。心開いてくれたら、少し先の未来をお母さんと私で、一緒に描けたらいいなと思います。

療育サポーターとしてお伺いするのは、まだまだ手探り状態です。けれど、お母さんの悩みをキャッチできるような人間になりたい。

ー療育はひとりひとりに合わせたカリキュラムを立てるので、難しい面がありますよね。

おすすめ絵本

「りんごかもしれない」  ヨシタケシンスケ作

りんごかもしれない

固定概念にしばられず、いろんな見方が学べる。私自身もハッとすることが多い絵本です。4、5才のお子さんに反応がいい絵本です。

エピローグ

インタビュー終了後、「自分を見つめるいい時間になりました」と話してくれたはるちゃん。ベビーシッターって個人の活動で普段は1人だけれど「ひとりじゃないチームなんだと感じた」と語ってくれたのが印象的でした。

自分の心に、正直にあり続ける。正直であり続けるには、ブレない自分軸がないと難しいかもしれません。

ともすれば、まわりと摩擦がおこったり、理解してもらえないと思い悩む日もあるでしょう。けれど「ひとりじゃない仲間がいる」と思えるとまた前を向いて進んでいけます。

自分の心のままに、突き進んでいく。そこには常に「誰かの役に立つのが自分の喜び」というブレない軸があります。楽しい!をとことん追求していくはるちゃんの、今後の活動が楽しみです。子育てを楽しくしたいママさん、はるちゃんのパワーに頼ってみてはいかがですか。はるちゃんのインスタグラムはこちら  Twitterはこちら

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すぎちゃん

最後までお読みいただきありがとうございました。

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