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「ベビーシッターがインフラになる世の中へ」に込めた思いを、
お話しさせてください。
ベビシッターをして2年半ほどたったある日、サポート先のママにこんな風に言われたことがあります
「すぎちゃんは我が家のインフラです。電気、ガス、水道と同じように我が家になくてはならない存在です」
このご家庭で何か特別なことをしているかというと、決してそうではありません。ママと一緒に、保育園のお迎えに行き、ごはんができるまで部屋で遊ぶ。子育ての話や、世間話をするママの話を聞く。
どこにでもある子育て家庭の日常にお伺いし、ママのサポートをしているだけに過ぎません。
たったそれだけなのに、生きていくために欠かせない、ガス電気水道と同じだと私の存在意義を言葉にしてくださいました。
インフラの言葉の意味を改めて調べてみると、「日々の生活を支える基盤。それがないと生活がなりたたないものを指す」とあります。
ベビーシッターを日常的に利用する家庭ではまさに「ベビーシッターがいないと生活が成り立たない」パパママだけでは、手が足りず子どもを育てることが困難な状況です。
日本では「ベビーシッター」というと、一部の富裕層が使うイメージがまだまだ強い世の中。そして、無資格でもなれてしまうベビーシッターの地位は低い状況です。
「ベビーシッターがインフラになる世の中へ」と掲げた理由は、子育て世帯を誰もが支えられる世の中になってほしいとの思いも込めています。
「日本全国シッター図鑑」で紹介しているベビーシッターは、ほとんどが保育士免許所持者や教育課程を学んだいわゆる保育教育のプロたちです。プロであるベビーシッターがサポートすることで、パパママにとって大事なお子さんを預ける安心度は上がります。
けれどプロばかりでなく、子育てを経験した世代、将来子どもに関わる仕事に就こうと考えている学生などベビーシッターは誰でもなれてしまう職業でもあります。それゆえ、過去に起きてはいけない事件などが起こっていることも事実です。この仕事をする以上、その事実から目を背けてはいけないとも考えています。
シッターという言葉には、「世話をする人。付き添いの人」という意味があります。子育て世帯の周りに、赤ちゃん、子どもを世話する人がもっと増えてほしい。パパママが安心して子育てができるような世の中に、なってほしいと切に願っています。
赤ちゃんが生まれる家庭に母子手帳が交付されるように、赤ちゃんが生まれる世帯には、ベビーシッター利用補助など誰かに頼りながら子育てするのが当たり前な世の中になってほしい。
そんな思いも込めて、「ベビーシッターがインフラになる世の中へ」と掲げています。
夢はこのサイトを通して、ベビーシッターを本当に必要としている、母子家庭、多胎児世帯へ補助を出せればと考えています。たった1人のベビーシッターが夢見た世界が実現できるよう、たくさんの応援よろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ベビーシッターひとりひとりのストリーや仕事にかける思いを、ぜひ読んでくださいね。
陽だまり家事シッター&webライター すぎちゃん
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